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桂恋かもめ・トマトとカボチャ

     よしこちゃんが やけどで ねていて
     とまとが たべたいというので
     お母ちゃんが かい出しに いってる間に
     よしこちゃんは 死んでいた
     いもばかりたべさせて
     ころしちゃったねと
     お母ちゃんは ないた
     わたしも    ないた
     みんなも    ないた


✑✑・小学5年(当時)佐藤智子さん 汐文社(小さな祈り)より抜粋・・
あまりにも有名な詩だが、冒頭で紹介させていただいた。
今から70年前、1945年のこと、
広島・8月6日、長崎8月9日・・たくさんの小さな命が消された!!

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画面は・・水平線が上下して、雪がちらほら、眼が痛くなってボ~ッ

原爆の日から14年後・・1959年(昭和34年)4月10日、
中学生の私は雑貨屋さんの店先から、テレビ画面を覗きこんだ。
キレイダな~美智子さん
一緒にテレビを見ていた大人たちはそう言ったが??
よ~く見れば・・見るほど、チラチラ画面からは何も判らなかった。
が・・大人の云っていることは本当だった。
その日からしばらくして、雑誌で見る美智子妃殿下は眩しく輝いていた

       美智子妃殿下

タマゴヤキなら胸をはり、煮カボチャだったら新聞紙で隠しコソコソ

昭和30年前半、ふるさとの中学校のお昼休み風景は・・
弁当がない生徒は校庭に出て、鉄棒の下で遊び昼休みを過ごした。
グッ~」・・弁当なしの食べ盛り中学生は自宅まで戻って昼飯、
また息をきらせて「ハァハァ」・・学校に戻った

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私も弁当なし、走って自宅に向かった。
家人が野良に出たので、居間は無人・・囲炉裏には大きな鍋、
鍋蓋をとると、半分崩れかかったカボチャ
たまば~ちゃんが煮てくれたべちゃべちゃカボチャがあるだけ。
しゃもじで蓋にすくい取り、一気にズルズル喉に押し込んだ。
カボチャは喉と胃の中間、胸やけのまま教室に駆けて戻った。

ジャンケンポン」・・握った掌を開けると、真っ黄色
365日、毎日のようにカボチャ・・顔も眼も色素で黄色く染まってしまった。

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もう、カボチャさんに逢いたくないんです

一人の人間が一生に食べるカボチャの何百倍も!!!
私はカボチャで育って大人になったのだ
ありがとうございます、カボチャさん」・・だけど、
カボチャには感謝するが、もう十分・・ご縁を断たせていただいた。

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イモばかり!!!  カボチャだけ!!!

もう55年も、もう70も前のことだから・・
そんな時代があったことは? だんだん忘れてしまいそうになる。
おエライ所の・・アベちゃんイシバちゃんはおぼっちゃま育ち、
そんな経験があるはずがなく、多分、他人事だろう??
私だって、それなりに飽食の時代に埋もれてしまい、忘れそうになる。
だから・・
黄泉バス乗車のさいの手荷物はトマトを山ほど抱えて逝くつもりだ。
たまば~ちゃんの炊いたカボチャはベチョべチョ、不味かったが??
山の畑で作ってくれたトマトは瑞々しく、美味かった

     「広島のよしこちゃん、おいしいトマトだよ
      黄泉バスが着くまで、待っててね
















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コメント

 冒頭の 詩も、写真も、なぜか胸を打つ。

ひろさんのセレクトされた中、綴られた文字・写真の中、 
心の栄養となると思うもの 今年はたくさんいただいて見ようと思う。
  • 2015-01-07 01:13
  • URL
  • mrs.snufkin #-
  • Edit

同じ理由で

父はカボチャやイモは好きでなかったですね。
ご飯は白いのが一番。炊き込みご飯とか、チャーハンとか、なにか混ざっているのは嫌い。
カレーもご飯にかけない人でした。
(子供の私には、白くないご飯のほうが、ご馳走に見えたんですけどね)
  • 2015-01-08 04:57
  • URL
  • きくちゃん #-
  • Edit

Re: ピリカsnufkinヒメ・おはようございます

児童の原爆詩はどれもココロに突き刺さるものばかりです。
不条理・・何の罪のない童が苦しみ死んでいった事実、
お上や軍隊、そしてふつ~の大人たちの愚かな仕業でしょう。
いつの日にか・・
世界中のよい子が泣くことのない社会が来ますよう願います。
  • 2015-01-08 10:35
  • URL
  • よきちのひろ #-
  • Edit

Re: ニシパきくちゃん・おはようございます

当時の・・麦などの雑穀、芋、カボチャなどの混ぜたご飯
お父上には混ぜ物なしの白飯が最上のゴチソウなのでしょう。
私には、お父上の心情が痛いほどわかります。

by the way・・
私の逝く前に・・最後の食事に望むのは、
「故郷・白川村の栃餅」です。
水に溶けないアクを時間をかけて除き、ほのかに香らせる。
やや粘り気がとれた歯ごたえとのど越し・・至福の時。


  • 2015-01-08 10:49
  • URL
  • よきちのひろ #-
  • Edit

父もね。
カボチャとサツマイモ、フキに冬瓜は苦手です。
戦中戦後に嫌って言うほど食べたから。
大好きって言える年代は幸せなのかもしれませんね。
  • 2015-01-08 20:50
  • URL
  • なっつばー #-
  • Edit

Re: ピリカなっつばーヒメ・おはようございます。

お父上も一遍食でご苦労なさったんですね。
そんな我々とは反対に、芋が大好きな知人がいます。

伊豆の片田舎に学童疎開、食糧不足で毎日がハラペコ、
そんな知人がしみじみと云うには・・
月に2度、母親が訪れる日が楽しみ、前夜からワクワク、
母親の顔ではなく、持参のサツマイモを想ってのことだと。
今でも、焼き芋を見ると涙がでそうになると云っていました。




  • 2015-01-09 10:43
  • URL
  • よきちのひろ #-
  • Edit

繰り返させない!

こんばんは。
何とも切ない詩です。
ひらがなで書かれているので、余計に強烈ですね。
フクシマも含めて、こんな気持ちを誰も持つことの無い世界にしたいです!
  • 2015-01-13 18:52
  • URL
  • yokoblueplanet #-
  • Edit

Re: yokoさん・おはようございます

初春・・本年もよろしくお願い申し上げます。

諍いや利害など一切関係のない子供たちを襲う不条理、
放射能を創造したのに制御できない大人たちの無責任さ、
よい子たちが泣くことのない社会をいつも願っています。



  • 2015-01-14 10:43
  • URL
  • よきちのひろ #-
  • Edit

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