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第1548回「最近『泣いた』ことは?」

桂恋かもめ・正しい行い 030 【たまばあちゃんからのプレゼント】
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左隣りは・・・「源作」さんだから「ゲンサ」
右隣りは・・・「孫衛門」さんだから「マゴエモ」
我が家は・・・漢字が無い「よきち」だから「ヨキチ」
「ヨキチのババ」の名前は「たま、旅立って、もう40年にもなる。

ふるさと飛騨白川村、村人は互いに屋号(ご先祖の名前)で呼び合う。
生家・よきち、我が祖母の「よきちのたま」をふと・・想い出してしまった。

去る8日、アイヌモシリは前線のイタズラで何日かぶりに青空を覗かせた。
前日は強い雨と風、いつもの散策路の木々はすっかり禿げ坊主、
ペロの林はドングリもろとも葉を落とし、朴も大きな葉っぱを落とした。
その足元に落ちている朴の葉っぱを踏んで歩いていると、突然・・
たまばあちゃん」が握って、朴の葉っぱで包んでくれた握り飯が・・
想い出されて、目の前に浮かんできた。
しばし、ふるさと白川村・幼き日の想い出話をお聞きいただきたい。

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私は小学生、たまばあちゃんと2人で裏山に、朴の葉を拾いに行った。
拾った葉に熱湯をかけ細菌や虫を除き、束ねて軒先で陰干しにする。
葉の上で味噌を焼く、おにぎりを包む、報恩講の御馳走を包むetc・・
山国では、朴の葉っぱは包装紙代わりに重宝されていた。

ゴソ ガサ! ガサ! ザ ザ ザ

夢中になって葉っぱを拾っていると、突然、横手の藪で何やら動く気配
何だろうか??」とたまばあちゃんの顔を見たら、跳んできて、
丸めて背中に背負っていた【バンドリ・藁で編んだ】を私に被らせた。
そして私を抑え込み、「おとなしく、じっとして」と云う。
そのまま息を潜めて数分、耳を澄ますと、藪の異変は消えていた。

このバンドリを着りゃ、は何も見えんがや、わいは隠れたがやで
たまばあちゃんは、とっさに【隠れ蓑】を私に被せ、難を逃れたのだ。

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ご先祖から譲り受けた透明バンドリ、ワイが持って行け!!」

たまばあちゃんが旅立つ2年ほど前のこと、帰省した私に・・
大きな風呂敷で私の身体全体を包み込むようなジェスチャーをした。

「熊などの獣には、藁で編んだ隠れ蓑があれば身を隠すことが出来る。
が・・・モノノケなどの魔物には通用せず、何の役にも立たない。
今被ったのが、ご先祖の白蛇から代々受け継いて来た透明隠れ蓑
脱着無用、次の世代に譲り渡すまで、永久に私の身体を覆っている。
これで浮世のどんな魔物でも私の姿が見えないので悪さが出来ない」
そんな説明をしたたまばあちゃん・・
なまんだぶ・なまんだぶつ」・・穏やかにお念仏を唱えていた。

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都市銀行の大金庫室】 【ジェシカ・アルバさんの部屋

たまばあちゃんから透明隠れ蓑を受け継いでから40年ほど・・
今日までどうにか無病息災でこられたのはたまばあちゃんのおかげだ。
が・・忍びこむ・・そんな誘惑についフラフラとなりそうなこともあった。
けれども、私は白蛇の末裔、やましい行いは一切していない。
私、よきちにひろはとりあえず清廉潔白で公明正大なのだ。

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「ガブリッ」 うまいな~  

8日の昼飯時・・拾ってきた朴の葉っぱを握り飯の皿代わりにしてみた。
目の前にたまばあちゃんの顔が浮かんできて・・
ポロ ポロ ポツン   不覚にも涙した

アミダサマ、もう少しでたまばあちゃんに逢えるんですね??」
ピカッ  み仏はニコニコ  笑ってござる・・



 








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コメント

よきちのひろさん おはようございます。

寒くなってくると家の灯りが恋しくなってきます。

今朝もそうでした・・・家族総出の写真の前で、これから手を合わせます・・・。

透明バンドリ・・見てみたいですが。見える訳無し・・・。笑)



  • 2012-11-10 06:51
  • URL
  • ひげ #-
  • Edit

素敵ですね。

こんばんは。
良いお話ですね。
いつでも準備ができている、毎日悔いを残さない人生を送る、理想です!
  • 2012-11-10 17:44
  • URL
  • yokoblueplanet #-
  • Edit

Re: ニシパひげさん・おばんでした

秋が来て、冬がそこまで来ていると・・
人はなぜなのか、ホットするものに魅せられます。
家の灯り、部屋のぬくもり、そして母親・・
ニシパと全く同じです。

「透明バンドリ」をお見せしたいのはヤマヤマですが、
無色透明、重量なし・・・着ている私も判りません。
ものは順序、さて誰に譲り渡そうか??
う~ん・・悩んでおりますが、もう少しだけ待ってもらいます。
  • 2012-11-10 21:33
  • URL
  • よきちのひろ #-
  • Edit

Re: ニシパyokoさん・おばんでした

お誉めにあずかり、ありがとうございます。
たまばあちゃんが旅立ったのは40年前・・
世界遺産になる前の静かな白川村です。
放射能もオゾン低下もないしあわせな時代でした。
今のガサツでややこしい世相と現象・・せめて・・
コンビニで購ったおにぎりでも朴の葉っぱに包んで、
昔をしのんで、美味しくいただいています。
  • 2012-11-10 21:43
  • URL
  • よきちのひろ #-
  • Edit

おばあちゃんの愛は大きいのですね。
オバアチャンっこだった私。
三文安いと言われ続けましたが、安くて結構と思っていました。
久しぶりに祖母のことを思い出しました。 (T_T)
ありがとうございました。
  • 2012-11-11 20:29
  • URL
  • なっつばー #-
  • Edit

Re: ぴりかなっつばーひめ・おばんでした

世間では「三文なんとか・・」と言いますが、
「一人の婆の死は、一つの文化の死」とおっしゃった有識者も・・
娘から母そして婆、女性の名前が変わる度に文化が充実します。
なっつばーひめがおっしゃいますように・・
婆の愛に勝る愛はありません。
嬉しいコメント、ありがとうございました。
  • 2012-11-11 22:15
  • URL
  • よきちのひろ #-
  • Edit

いいなあいいなあ!
スーパー白蛇アイテム「隠れ蓑」あけぼうも欲しかった・・・。
あけぼうも何かスーパーアイテムが欲しいので、今夜仏壇の上の祖父母&曽祖父母の写真に向かって、訴えてみたいと思います☆
  • 2012-11-12 16:52
  • URL
  • あけぼう #-
  • Edit

Re: ぴりかあけぼう・おばんでした

透明バンドリ・・
重量ゼロ、装着感ゼロ・・もちろん他人からは見えません。
それどころか、私まで装着事実を忘れてしまうほど優れています。
ピリカはご先祖様に訴求する必要がありません。
なぜなら、私の旅立ち予定が決まり次第お譲りいたします。
もちろん無償で、カモメールにてお届けする手はずです。
さて、何年あとになりますか??
いずれにしても、ご期待ください。
  • 2012-11-12 21:37
  • URL
  • よきちのひろ #-
  • Edit

ホオノキの葉で おむすびを包んで
田んぼのあぜで、お昼をする・・・。
ヤカンのお茶を回して・・・
子供の頃、叔父の家で見かける光景でした。
勿論、おかっぱ頭で 紛れ込んで
なんやかやと 食べてたよ~な。
杉の皮を裂いて作ったのでしょうか
「ケラ」と呼んでいるミノが、ありました。
あれは、雨合羽代わりだったのかしらね・・・。

たまおばあちゃんの、ホオノ葉のおむすび
見ただけで 泣けて・・・
コメ遅くなりましたぜ! ニャロメ

 
  • 2012-11-13 20:32
  • URL
  • 花ちゃわん #LkZag.iM
  • Edit

Re: ぴりか花ちゃわんひめ・ごきげんうるわしゅう

田んぼのあぜ情景・・懐かしきことばかり、
ありがとうございます。

握り飯、デカイヤカン、雨カッパの蓑(御地ではケラ)・・・
なぜか、子供はヤカンのフタでこぼしながら、
出がらしの茶をすすったものです。
男子は坊主頭に半ズボンを・・
女子はおかっぱ頭にモンペ調ズボン・・
町からやってきたテンプルちゃんカットのカワイコ、
悪ガキは皆ウットリなのでありました。
田んぼの畦で捕えたヒキガエルをプレゼントしたところ、
泣きだしてしまい当惑したものです。
それは私の時代・・
今では、どの子も自宅でピコピコ、スマホ遊び、
田んぼの蛙も蛇もオケラも寂しがっているのでしょうか??
  • 2012-11-14 11:33
  • URL
  • よきちのひろ #-
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