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桂恋かもめ・愛しのオオウバユリ

カァ・・ヒロちゃん! あんなにキレイナ花なのに
 大姥なんて呼ばれるのは・・トンデモナイ
!!・・カァ

去る24日のこと・・
ペロの森を訪ねると案内係のハシボソカラスさんが息巻いている。
薄暗い緑の森にオオウバユリの白い花が今を盛りに輝いていた。
「なんで大姥なんだろう??」
何枚かの写真をご覧いただきながら、ネーミング・・??アレコレ、
ペロの森・散策にお付き合い願いたい。

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オオウバユリ・大姥百合】 ユリ科
アイヌ語・・トゥレプ

子孫を残す方法は2つ・・
①・・種から芽を出し その年は小さな葉が1枚だけ、
翌2年目から枚数を徐々に増やし、艶のある葉はどんどん大きくなる。
百合根に栄養を貯めておき、
6~8年をかけてようやく1,5~2,0mに成長し、10~20の花を着ける。
600ほどの種を着けると、本体も百合根も朽ち果て死滅する。
②・・枯れた茎の根元に娘麟茎(栄養繁殖体)が育っている。
 翌年、そこから葉芽を出し 本体と同じように花が咲き種を着ける。

エライ!!・・遠くの場所はで攻めて、地元はで確保する、
オオウバユリは実に賢い方法で子孫を残している


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娘じゃない・・!!」

いつもなら花が咲く7月中旬、その前に茎の下の方の葉が枯れる・・
だから、葉()が欠けて盛りを過ぎたに見立てて付けられたと云う。

バカニスルナ」・・と桂恋村は怒っている
どなたが付けたかは存じないが、偏見もいいところ失礼千万??
花が咲いた今でも、下葉はツヤツヤ何も枯れていない

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うば・姥】・・広辞苑
① 老女。老婆。おうな。
② そぼ。おおば。ばば。
③ 能面、主にツレ役の老女に用いる。

姥貝】・・バカガイ科の二枚貝。
姥皮】・・伝説・・着るときたない老女になり、脱げば元の姿に還る衣。
姥捨山】・・(おばすて山の棄老伝説によるたとえ)
       周囲から疎外されて老後を送る所。

ヤッパリナ~ ストレートに受け取ると【】は好いイメージではない!

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うばざくら・姥桜】・・広辞苑
葉()なしの桜の意から言う。
① 葉に先だって花を開く桜の通俗的総称。ヒガンザクラなど。
② 娘盛りが過ぎてもなお美しさが残っている年増。女盛りの年増

年増】・・・広辞苑
娘盛りをすぎて、やゝ年をとった女性。江戸時代には20歳過ぎを言った。

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諸行無常・・今は娘盛りでも、必ず下りがあるのが人生!
娘盛りは過ぎた」・・と自覚なさっている読者の皆さんに!!

「・・なお美しさが残っている年増」・・と広辞苑さんはおっしゃっている。
だから・・歯も丈夫、オミアシもきれい・・
本ブログをお読みの皆さんはオオウバユリのように美しいのだ

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アイヌモシリの遥か昔、百合根を掘って採るのは女性の仕事だった。
5月頃に採り、何日も水に晒し灰汁抜き、蕗に包んで発酵させた。
それを乾かし、ダンゴ状にして保存した、これがアットウシ
オオウバユリから採った澱粉は食生活に欠かせない貴重な保存食だった。

5月の山野は、サラニプ(編み袋)を肩から提げた女性で賑わったという。
採った百合根を持ち運ぶのに便利な、今様に云えばトートーバッグだ。

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写真をご覧いただきたい。
サラニプ・・もう15年も前のこと、二風谷のアイヌ部落で求めた逸品だ。
ニコニコ・・土産屋の大姥が手招き、誘われてフラフラ店を覗いた。

「あんたは内地かい?? ワシの娘も一人東京、も一人沖縄に嫁いた。
 ワシが編んだから丈夫だべさ~ マケテもいいよ??
 あんた本当に内地?? どっかのウタリでないかい??
 色が黒いのと、眼がワシらとに似とるんでないかい??
 今朝採ったトマトだ、ワシのトマトは旨いぞ!喰え、喰えよ!!!」

対価はあの当時で聖徳太子お2人さま、マケテ1,5人でokだと云う。
ちょっと高いような気がしたが、屈託の無い大姥と旨いトマトに負けた。
それから5年ほどして二風谷を訪ねると・・
土産屋は跡形もなく消え、もちろん大姥の姿も見えない。
東京や沖縄の娘といっしよに暮らしているのだろうか?
それとも平取や苫小牧で一人暮らしなのだろうか?

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オヒョウニレをなめして編んだサラニプは15年後の今でも丈夫、
夏場の散策には肩から提げ、水とコーヒーボトルの携帯に重宝している。
ポンポン・・早足になったり、坂道の上り下りでは、揺れて背中を打つ。
ゴソゴソ・・見晴らしのよいロケで立ち止まってコーヒー・ゴックン。

見上げると、高い空にスジ雲・・
「あんた・・色が黒いのと、眼がワシらと似とるんでないかい??・・」
ニコニコ 屈託の無い大姥の笑顔が青空に浮かんでいた





















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